00004 スランプを明るく過ごす

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私は社会人になってからかなり無気力な人間になってしまった。一応家では哲学書を読んでいるがそれが何かの思想の源泉になっているわけでもない。自分の意見もなければやりたいこともない。そういう人間になってしまっていた。
最近は高校時代以来の将棋を行っている。将棋のアプリには将棋ウォーズを使用している。一応初段などになれば将棋連盟から免状のようなものがもらえるらしいので(3級からでももらえるらしい)、まずはそれを目指して頑張ってみたいと思う。
また、絵の練習を少しだけ始めている。あまり一次創作で何かを書きたいという気持ちは無いのだが、自分の好きなキャラを様々な視点で書くことができる能力を身につけることができれば、それはとても素晴らしいことだと思う。なのでこちらにも挑戦している。
「小説は? もう書かないのかい?」
そのような声が頭の中から聞こえてくるのも事実。しかしこれについてははっきりと、書くと答えることができる。少しスランプに陥っているだけである。その間に他の自分の趣味を充実させている間にまたふと、小説を書きたいという気持ちになるに違いない、そう思って小説以外の趣味を全力で楽しむことにしている。
読みやすい小説以外は読めない、というかなり深刻な状況に陥っているので、小説を読んだり書いたりする精神ではないということはなんとなく理解している。
思い通りに身体や精神が動いてくれないとき、それは単なる自然現象なのであり、それが過ぎ去るのを待つしかないのだと思う。特に、精神を自然現象と呼ぶのには勇気がいるが、確かに私の自由にはならない外部的な自然現象であることに気づくと思う。そんなわけで、しばらくはやりたいことをしながら心身を休ませることにしようと思う。